【塾長コラム】中学校の内申点 その①

塾長コラム

内申点とはなにか

 中学校から高校へ生徒一人ひとりの調査書を送る時、その中に内申点の欄があります。中学校での成績を5段階評価の9教科合計で表したものです。オール5なら45、オール3なら27です。この点数を内申(点)と言います。
 「内申が足りないからあの高校はムリ」とか「~中学は内申が取りにくい」などとよく使われる言葉です。内申は高校の進学に大きな影響があります。 公立高校は内申と入試でおもに合否が決まるし、私立高校の推せんは内申で決まるからです。

5段階評価はどうつけられるか

 定期テスト(中間・期末・実力・学年末)の点数が大きな要素ですが、それだけではありません。学習態度・提出物・宿題・実技・作品などもかなり大きな加点・減点の材料です。極端な例では、テストは全部90点前後なのに内申は23~25という生徒もいました。 小学校の成績評価とはかなり違う場合が多いので戸惑うかもしれません。 小学校の成績を見て、中学校に上がってからの成績を予想するのは、親にとって難しいことです。 小学校で〇が多いから普通かなと思っていたら、中学では1と2がほとんどというケースもあるし、逆に4と5がほとんどというケースもあります。
 私たちは、子どもたちの学習能力・学習方法を詳しく見ていますから、だいたいの予想はできます。その予想をもとに指導をしていきます。

最近の高校入試と内申点

 高校入試との関係で、まず間違えてはいけないのは、高校への合否につながる内申は、中3の2学期のものだということです。私立推せんは2学期の内申そのもので決まるし、公立高への内申も2学期のものをもとにつけられます。
 そして、最近の入試と内申の関係は大きく変わってきました。「内申よりも入試をかなり重視」する高校が増えてきたのです。
 これは「成績よりも実力を重視」しているということです。当然、受験勉強も実力を上げる勉強の比重を高めなければなりません。 成績を上げる勉強と、実力を上げる勉強は、するべきことが大きく違うのです。
 SSAでは中2の12月から受験成功プログラムをスタートします。実力を上げるための最高の方法を、1月からの入試対策授業で指導していきます。

内申を上げる秘策

 中1・中2の時は、正しく高レベルな学習の型を身につけ、質を上げることを大切にします。「中3で最高の内申をとる」ための骨太の学習力・学力をつけるようにしています。
 内申を上げるための秘策は、中2の受験親子説明会(12月開催)で教えます。 確実に上げる方法はあるのです。